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今後のドル円はどうなるか?購買力平価から為替の行方を見てみる。

茶金です、こんばんは。

 

最近、ドル円は円安と円高のどちらにいくのだろう。

また、大きな流れはどうなるんだろう。

そんなことを考えていました。

 

そこから、『購買力平価説』からドル円を考察してみようと思いました。

 

 

 

購買力平価説とは何か?

為替レートを決める要因の一つとして、1921年にスウェーデンの経済学者、グスタフ・カッセルが『外国為替の購買力平価説』という論文を出したものがきっかけとなります。

 

購買力平価説には二つあり、『絶対的購買力平価説』と『相対的購買力平価説』の二つがあります。

 

絶対的購買力平価説とは?

『絶対的購買力平価説』とは、為替レートがそれぞれの国の持つ購買力によって決まるという説です。

 

例えば、

100円マックとかで、ハンバーガーが100円とあった場合、アメリカのハンバーガーも同じものだから100円だよね。

という考え方です。

 

よって、アメリカのハンバーガーが1ドルで売られていた場合、1ドル=100円が妥当とするロジックとなります。

 

絶対的購買力平価説でみるドル円のレートは?

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こちらはみずほ総研作成グラフですが、外国と物のやり取りをしている企業の購買力平価を中心軸として為替はその上下の波となっています。

 

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上記のように、購買力平価から乖離したドル円相場が起きた要因は、世界的に為替の方向を誘導した時に起きるというようになっていますので、その方向の流れに逆らわないことが非常に重要と言えるでしょう。

 

ここで記載されてはいないですが、2013年4月に日銀による量的緩和が発動しましたが、これは世界的に見て、円安の容認と判断できるため、企業の購買力平価を上抜けしたトレンドになっているものと考えます。

 

また、ドルの利上げも行われていますので、中長期的にみると、日銀の緩和が終わるまではこのトレンドは続くものと思われます。

 

ただ、このトレンドも黒田日銀総裁が125円の際に、125円以上の円安は円が安すぎると発言し、そこで円安の流れを一度止めましたが、円安ドル高として各国から容認されている領域の上限が125円だったということでしょう。

 

よって、中長期的なレンジとしては、幅が広いですが100円~125円となりますので、今はちょうど真ん中くらいを推移しているということになります。

 

相対的購買力平価説とは?

『相対的購買力平価説』とは、為替レートがそれぞれの国の持つ物価上昇率によって決まるという説です。

 

つまり、物価上昇率が他の国より高い場合、その国の通貨価値は物の値段に対し下がるので、その通貨の価値が下落するということになります。

 

例えば、ドルでインフレ(物の値段に対し、通貨価値が下落する)、円でデフレ(物の値段に対し、通貨価値が上昇する)となると、当然円高ドル安になるわけです。

 

相対的購買力平価説でみるドル円のレートは?

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インフレ率の推移(1980~2017年)(アメリカ, 日本) - 世界経済のネタ帳

 

上記は、アメリカと日本のインフレ率のデータですが、2014年と2015年を除き日本はアメリカにインフレ率で負けています。

 

2014年と2015年のドル円のチャートを見ると、

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米ドル/円(USD/JPY) :外国為替 | マーケット情報 | 楽天証券

 

上記のように、大きく円安方向に動いていますね。

一方、2016年にはアメリカの方がインフレ率が高くなっているので、円高となっているようです。

 

このように、インフレ率は為替の方向性を大きく左右するものですので、定期的なチェックが必要となります。

 

よって、相対的購買力平価でみた場合、物価上昇率が肝になるわけで、来年はアベノミクス完成の年として、賃上げをし、物価上昇率2%を狙う意気込みかと思いますので、アメリカと同等程度のインフレ率となり、結果的にドル円はあまり動かないという可能性もありそうです。

 

また、購買力平価の概念以外に金利差による、為替の動きもあったりするので、大きな目線として捉えるには良いのですが、この説だけでは為替の動きは説明しきれないのが現状です。

 

金利差からの考察は?

最後に少しだけ金利差から考察してみたいと思いますが、金利自体は、日銀はゼロ金利、または、マイナス金利。アメリカは利上げと動いているので、金利ベースではドル高方向になるように思います。

 

例えば、ドルの金利が2%であれば、ドルを持っていると2%もらえるので、円をドルに換える動きが強まります。

 

また、円は金利が無い状態のため、円を借りて、ドルやその他の通貨に換え、そこで投資をし、円の金利が上がり始めたら返却するというトレードが世界的に行われたりもしているため、リスクオン時は円安となり、リスクオフ時は円高となるという仕組みもあります。

 

まとめ

  • 絶対的購買力平価説の観点では、ドル円相場は100円~125円が妥当
  • 相対的購買力平価説の観点では、日本の物価上昇率が上がれば、アメリカと物価上昇率が並ぶので、為替としてはあまり動きが起きない
  • 金利差の観点では、日本はゼロ金利であり、アメリカは利上げの動きがあるため、ドル高になりやすい
  • リスクオフになると、円の巻き戻しが起こり、大きく円高になる

 

上記のように言えるのではないでしょうか?

 

2018年のドル円相場としては、リスクオン/オフに非常に左右されそうな相場となる気がしますが、大きな流れとしては、アメリカの景気が良く、利上げが続くのであれば、継続して円安傾向は続くものと想定します。

 

よって、購買力平価説の観点では、2014年、2015年ほどの大きな相場変動はない。

あるとすれば、何か有事が起きた場合、アメリカの景気が崩れた場合ですかね。

 

それでは、良い為替ライフを。

 

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